同時並行は無意味なのではないか？

こんばんは。

今日、仮交際中の方と3回目のデートをしてきました。

ランチへ行って、そのあと適当なところでお茶して～というよくあるデートです。

すでに3回会っているので、真剣交際を申し込む人もいるのかもしれませんね。すごくタイプというわけではないものの、会話は面白く、一緒にいたら楽しいんだろうなと思います。ただ、デートに集中できない自分がいました。

おそらくですが、明後日本命の方とのデートが控えていたからだと思います。順調であればまだよかったものの、かなり不穏な空気が流れており、明後日が最後のデートになる気がするので、そのことばかり考えてしまっていました。

（一度真剣交際を打診していて、保留されているが相手から何かアクションがあるまで待つべきか・・・）、（いやいや、明らかにラインの返信も遅くなり、そっけなくもなっている。今回が最後になるだろうから、自分の気持ちはしっかりと伝えてすっきり次に行くべきか・・・）、（でも、もしまだ検討中であれば急かすことになって自分の首を絞めるだけでは？）、（そもそもあそこであんな失敗をしなければこうはならなかった・・・）などいろいろです。

自分で言うのもなんですが、いつもであれば相手の話をうまく広げたり、用意してあるいくつかのエピソードトークを話したりできるのですが、今日は全くそれができなかったです。そもそも相手の話が全く頭に入ってこないのです。ボーっと外の風景を眺めて物思いにふけってました。

今日の話で言えば、「この間買った春っぽい服着てきたんだ」と話してくれたのに、ほとんど集中出来てない僕は「へえ、いいね」としか返せませんでした。

「どこで買ったの」、「前の服装も似合ってたけど、そういうのも似合うんだね」、「○○色似合うんだね」、とか誰でも思いつくような返事がたくさんある中、「へえ、いいね」ですからね。めちゃくちゃ会話の盛り上がらないつまらないやつですよ。脳みそついてないんですか？って感じです。仮交際終了されても文句言えないですね。

でも、申し訳ないんですが、集中出来なかったです。どう表現したらいいんでしょう。

本命の方と本命ではないけどいい人なので仮交際を続けている人、という関係を失礼を承知で言い換えると第一志望の企業とそうではない企業群という関係になるんじゃないですかね。第一志望の面接で爆死して、選考結果を待っている最中にその他企業群の面接を受けているようなもんです。第一志望の選考結果が気になって集中できるわけないです。

まだ、第一志望の面接がうまくいっていればいいですよ？本当に第一志望でいいのか冷静に比較しながら面接を受けることができます。でも、上手くいってなければ、頭の中は「マグレでもいいから、頼むから選考通っててくれ。神様人事様お願いします。」一色だと思います。

今の僕がまさにそんな感じです。そして、帰りの電車で気分を上げようとKing Gnuの一途を聞きながらこう思ったわけです。

「同時並行って意味ないのでは？」

仮交際は同時並行できるわけですが、やはりその中でも序列はあるわけで、全員に対して同じテンションで接することはできないと思います。特に、男の場合はその傾向が強いのではないかと思います。本命が順調であればすべてうまくいきますが、本命がうまくいかなくなった途端、すべてがうまくいかなくなります。

かといって、本命の人一人に絞ると非モテ症状が発症するわけです。なので、カウンセラーは「余裕を持った態度でいるために複数人仮交際を作りなさい」というわけです。でも、複数人作ったところで序列はあるわけで・・・という堂々巡りです。

ということは、カウンセラーの言う「複数人作りなさい」というのは本命となりうる人を複数人作りなさいという意味になります。でも、それは、ハイスぺにのみ許された特権なのでは・・・？ハイスぺだからこそできる芸当なのでは・・・？と思ったわけです。

あなたの言う本命となりうる人の基準が高すぎる、釣り合っていないから一人しか本命候補を作れないわけで、理想を下げなさい。という反論もありますね。そういう考えもあると思いますし、大体の場合がそうなのだと思います。でも、まぐれだとしても基準を満たした人と仮交際に進めてしまった今、それを受け入れることはなかなかできないことだと思います。一度覚えた味は忘れられないです。

自分の市場価値を受け入れることほど苦しいものはないと思います。婚活って難しいですね。

とにかく、僕は明後日死刑宣告を受けにまた電車に揺られて出かけるわけです。

すでに吐きそうですね。